2025年今年も中学受験が終わった

 幼い頃から一緒に学んできた子、受験をすることになってからのおつきあいの子、それぞれだがみんなとてもよくがんばった。試験前日教室を出ていく姿によくぞここまで成長してくれたと、試験もまだなのに涙ぐんでしまった。

 小さな戦士たち。自分との戦いだったと思う。遊びたい、宿題やりたくない、難しい、テスト結果に落ち込む…。それらを乗り越えて迎えた今日に拍手を送る。どんな結果であってもいい。もうやりつくしたと思って送り出した。

 特に今年は、小さい椅子に座ってお母さんも一緒に「10まで数えよう。」というところから学んできた子たちが多く、小さい頃の姿を思い出して胸がいっぱいになった。

 それぞれの受験校で実力を発揮し結果を出し、嬉しい報告に感慨ひとしおだった。

 一人のお母さんが絵を描いてきてくださった。

 「Go Up Kidsをイメージして描きました。たくさんの芽がすくすく育ちいろんな木々となっていく。そしていつか先生や親が手伝わなくても自分でしっかり葉を茂らせて、風が吹いても倒れない幹になっていくと信じています。」と。

 受験前に生徒がお母さんに「テキストの文章に『小さいときに蓄えるべき力は、難しい問題が解けるようになることよりも、自分から勉強する大切さや習慣を身につけること、物事を考える力、そのための行動力。自分から勉強する環境が大事。』と書いてあった。自分もその通りだと思う。お母さんそんな環境で育ててくれてありがとう。」と言った。

 お母さんは、「がんばって行動したのはあなたよ。」と言った。

 すると生徒は「Go Up Kidsに行こうと決めてくれてありがとう。」と言った。

 そのエピソードが書かれたお手紙と一緒に。

 受験が学ぶことの目的にならないようにと思いながら指導している。学ぶことは一生続くことで、探求心や好奇心、向上心こそが人生を楽しませてくれると思うからだ。でも、受験日が近づくにつれだんだん殺気立っていく…。そんな私をこの絵とお手紙はニュートラルに戻してくれると思う。教室に掛けてスローガンにしよう。そしてお母さんのメッセージ通り、葉をたくさん茂らせた太い幹の子どもたちがどんどん育っていくように。

 さて、今年の受験生の2名が2校で主席合格を果たした。入学式での新入生代表挨拶の練習をサポートしよう。

 どんな中学生活を送るのか、どんな考えを持つ子に成長していくのか、どんどん深い話ができるようになっていく子どもたち、私の楽しみはまだまだ続く。