国語力

「道に迷ってしまい、とほうに暮れた少女」は、迷子になって夜になってしまったのか?「演説で熱弁をふるった青年」は、聞いてくれた人々に熱々弁当をふるまったのか…?

 国語の成績に伸び悩んでいる子に共通しているのが、語彙力不足です。中学受験に必要な語彙数は25,000語~30,000語といわれています。小学6年生の平均語彙数が20,000語といわれているので、平均より25%~50%も多く必要ということになります。

 文章を読んでいて知らない語句が多い、または、知らない語句でつまるため読むスピードが遅いということが足を引っ張る原因になっていることが多いです。知らない語句があっても、前後の文脈からその語句の意味を読み取れるといいのですが、そのためには前後の文章の意味を正確に理解しておかなければならないので、結局、語彙が必要ということになってしまします。

 私は国語力=論理力だと思っています。作者の意図を読み取り、正確に答えていく力を試されるのが読解力で、読む人によって捉え方が様々なものは問題として成立しません。国語も算数同様に答えは一つ。文章から情報を整理し、分析して答えを導き出します。だから、なぜこの答えになるのかも全て説明がつくようになっています。

 そのため、必要となってくるのが語彙力です。ゲームでいうアイテムですね。 さて、その語彙力をアップしようと現6年生も奮闘中です。暗唱テキストの読解基本語録の読解基本語録、慣用句、ことわざ、四字熟語、同義語、対義語と覚えることが盛りだくさんです。漢字を覚えることで漢字から意味を読み取れることもあります。速読にも語彙力を強化できる項目がたくさんあります。語彙数が増えると、自分の考えや思いをより深く、言葉で表現することができるようになります。語彙力トレーニングがんばりましょう。