チューターシステム

 4月に年少さん年中さん年長さんは、チューターシステムに取り組みます。集中力・思考力・判断力を育てる教具です。数字の書かれたカードを答えの番号にならべていきます。

 取り組み方は、①まず、問題の番号のカードをとって、②テキストから答えを探し、③答えにかかれた番号を見て、④その番号のところにカードを置く。の順で12問解きます。1問解くのに、段階をふんでいかなきゃならない。それが、この教具の面白さなのです。

 初めてチャレンジする子はとまどいます。「なんで2のカードを5におくの?」当然そうきます。だって今まで、「おんなじおんなじ」を学習してきたんだから。「2のカードだけど、2の答えが5だから5に置くんだよ。」すぐに理解できる子と、納得できない子。それでも進めていくうちになんとかできるようになっていきます。年齢とともに問題もレベルアップしていきます。知恵、文字、数、図形と様々な問題があり、年長さんになるとかなり難しい問題も解けるようになっています。

 私が大好きな教具の一つで、順序だてて考える力がついてきます。小学校受験によく出題される問題がたくさんでてきます。小学受験で出題されるということは、中学受験で必要となる力の基礎でもあり、今後伸びていく思考力の土台でもあるということなのです。

 そして、最後まで解けたら、答え合わせはふたを閉めて、裏返して、そおーっと開けると、テキストと同じ模様ができている。この時の子どもたちの嬉しそうな顔は本当にかわいいですよ。

 子どもたちが大好きな取り組みになりますように。