左手だらり問題① 

 最近、左手をだらりと下げている子が多いです。鉛筆を持つ利き手だけを机の上に出して、もう片方はだらりと椅子の横に下げていたり、膝の上に置いていたりします。

 学習姿勢を正しなさいという話ではありません。左手で紙を押さえないと紙がずれて書きづらいし、速く書けない。なので、効率が悪くなります。もちろんそうなのですが、私がいいたいのはそれではありません。

 テーブルの上に美味しそうなご馳走が並んでいたらどうなりますか?「いっぱい食べよー。」と前のめりになると思うのです。

 逆に食べたくないものが並んでいたり、もう満腹で食べられない時はどうでしょう。両手をだらりと下げて、後ろにもたれかかるようになりませんか。

 だらり子さんからは、「よし!この問題を解いてやるぞ!」という意気込みを感じないのです。集中して自発的に取り組んでいる子で左手だらりのポーズをしているところは見たことがありません。だらり子さんは、人任せだったり、指示を待つだけだったり、自分のこととして向かい合っていないように感じます。

さて、対策を考えましょうか。次回に続きます。